UVレーザーマーカーの導入から運用までをトータルサポート
UVレーザーマーカーは、包装フィルムやラベル、樹脂ボトルなどへの賞味期限・ロット番号印字等に適したレーザーマーキング装置です。インクを使用せず、鮮明で消えない印字を実現できることから、食品・医薬品・化粧品業界等で導入が進んでいます。
一方で、すべての素材に印字できるわけではなく、透明フィルムなどの一部包材では印字が難しいケースもあります。
本ページでは、UVレーザーマーカーの仕組みから、印字できる素材・できない素材、包装ラインへの導入方法、安全対策、用途例までをわかりやすく解説します。
UVレーザーマーカーとは
UVレーザーマーカーは、紫外線レーザーを用いて対象物の表面にマーキングを行う装置です。短波長の紫外線レーザーにより熱影響を抑えながらマーキングできるため、対象物へのダメージを抑えた高精細な印字が可能です。
UVレーザーマーカーの仕組み
短波長レーザーにより材料表面に微細な変化を与え、発色や表面改質によって印字を形成します。
なぜ包装用途に向いているのか
薄いフィルムやラベルでも熱変形が起きにくく、高品質な印字が可能です。
UVレーザーマーカーで印字できる素材・できない素材
UVレーザーマーカーはさまざまな素材に対応していますが、素材によって印字の可否や品質は大きく異なります。
印字に適した素材
- 白色フィルム
- 顔料入りフィルム
- レーザー対応フィルム
- PET(ポリエチレンテレフタレート)などの一部の樹脂
これらの素材はUVレーザーマーキングに適しており、高精細で視認性の高い印字が期待できます。
※印字品質は包材の材質や添加剤、表面処理などの仕様により異なります。
印字が難しい素材
透明フィルムや無着色の高透過フィルムなどはUVレーザー光が透過しやすいため、十分なコントラストが得られず、視認しにくい、または実質的に印字できないといったケースが多くなります。
透明フィルムなどへ印字する場合は、UVレーザーマーカー以外の印字方法を検討するか、レーザー対応フィルムの採用や印字部へのコーティングなど、包材の見直しが必要になることがあります。
そのため、導入前の包材評価が重要になります。
UVレーザーマーカーと他方式との違い
連続式インクジェットプリンタ(CIJ)との違い
- インク・溶剤などの消耗資材が不要
- 擦れやアルコールに強く、印字が消えにくい
CO2レーザーマーカーとの違い
- 熱影響を抑え、包装フィルムなどデリケートな素材にも対応
- スポット径が小さく、高精細な印字が可能
UVレーザーマーカーが適している用途
- 包装フィルムへの賞味期限・ロット番号印字
- デリケートな素材へのマーキング
- 消えにくい印字が求められる用途
UVレーザーマーカーが包装ラインで選ばれる理由
消耗資材不要で運用負荷を削減
インク等の消耗資材の補充・使用済み資材の廃棄・在庫管理などの手間が不要になります。
印字が消えにくい
搬送や物流工程でも擦れに強く、印字品質の維持に貢献します。消えにくい印字が求められる用途にも適しています。
高速ラインに対応
高速搬送時でも安定した印字品質を維持し、生産ラインの効率化に貢献します。
包装フィルムなどデリケートな素材への印字に対応
熱影響を抑えながらマーキングできるため、包装フィルムなどへの印字に適しています。
包装ラインへUVレーザーマーカーを導入する際のポイント
包装機への取付
包装機の機構やスペースに応じた取付金具の設計・製作が必要です。
コンベヤラインへの設置
ラインの状況や設置スペース、印字位置に応じて、機器や付帯設備を選定する必要があります。
印字条件にあわせた設定
包材の種類や印字内容、搬送速度などの条件に応じて、最適な出力やスキャン速度などの設定が必要です。
印字検査機への対応
印字検査を行う場合は、UVレーザーマーカーの印字に対応した印字検査装置との組み合わせを検討する必要があります。





